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クローン技術でヒトのES細胞を作り出すことに日本人が世界初の成功!

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クローン技術を用いて、体の様々な細胞に変化することのできる、

ヒトのES細胞を作り出すことに世界で初めて成功したと、

アメリカのオレゴン健康科学大学の研究チームが発表しました。

再生医療の発展に貢献する可能性が期待されています。



5月15日、米オレゴン健康科学大の立花真仁研究員らが米科学誌セルに

クローン技術によってヒトのES細胞(胚性幹細胞)を世界で初めて作製したと、

発表しました。


研究チームは、健康な9人の女性から計122個の卵子を提供してもらい、

遺伝情報が詰まった核を取り除き、別の人の皮膚細胞から取り出した核を

移植して、培養しました。


その結果、様々な細胞への変化が可能なES細胞が6個でき、それを

心筋細胞に成長させる実験にも成功しました。


この実験は、マウスやサルでの成功例は確認されていましたが、

ヒトでの成功例は世界初のものとなります。


2007年に京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製して以来、

クローン技術を使ったES細胞の研究は以前ほど盛んではなくなっていましたが、

今回の発見によって、ES細胞が再生医療の可能性を広げることが期待されます。



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